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- 公開
- 2015年(日本未公開)
- 原題
- 『Sinister2』
- 時間
- 97分
- 監督
- キアラン・フォイ
- 主要キャスト
- ジェームズ・ランソン/シャニン・ソサモン/ロバート・スローン/ダルタニアン・スローン/リー・ココ/タテ・エリントン/ルーカス・ジェイド・ズーマン/ジェイデン・クライン/テイラー・ヘイリー/カーデン・マーシャル・フリッツ/オリヴィア・レイニー
※以下ではネタバレを含みますので、まだご覧になっていない方はご注意ください!
予告動画
8mmフィルムに映し出された数々の惨殺映像のクオリティが見どころの1つであるフッテージ、その続編となるのが本作品。
イーサン・ホーク演じるオズワルト一家は実の娘にあやめられてしまいましたが、ブグールの惨劇はまだ終わってはいません。
前作では続けざまに起こる凄惨な事件の謎を解き明かした副保安官さんがエリソンの意志を引き継ぎ、今度こそ負の連鎖を断ち切ろうと奮闘する映画『フッテージ デス・スパイラル』です。
映画【フッテージ デス・スパイラル】の簡単なあらすじ
『流血のケンタッキー』で名を馳せたノンフィクション作家のエリソン・オズワルトとその家族が子ども1人を残して無残にも殺されてしまった事件、その事件に自ら関わりを持ってしまった副保安官。
彼は負の連鎖を断ち切るために過去にブグールが関連したとされる家を燃やそうとしたが、空き家になっていると思われていたその家には暴力を振るう夫から逃げた女性と双子の子どもが隠れるように住んでいた。
そんなある晩、双子の内の1人であるディランはマイロという突如現れた少年に連れられ家の地下へと行く。そこには木箱があり中には映写機と8mmフィルムが入っていた…
スナッフフィルムのリアリティは少し減少
前作の序盤に登場した木を仕掛けとして使った首吊り映像のスナッフフィルム、これのインパクトが強過ぎて本作ではそれを超えるものとはあまり巡り合えませんでした。
まず最初にディランが子どもの幽霊に見せられるスナッフフィルムが『逆さ吊りされた家族がワニに頭をパクっと食べられてしまう』というものだったのですが、リアリティに欠けるためイマイチ怖いという感情は起きず少し冷めてしまいました。
それよりワニに頭を食べられる際の大きな音にビクッとしました。
©2015 Sinister2/フッテージ デス・スパイラルより引用
フッテージは前作もそうでしたが、不気味なスナッフフィルム映像以外は大きな音や急に画面に人物などが現れるなどして驚かしたりするシーンがほとんどです。
そりゃ急にそういうのに来られたらビックリしますが「あ、この後来るだろうな」と思って身構えとくと予想通り来るのでそれほど驚きません。
冒頭&終盤のスナッフフィルムと(シー…)は良かった
一番良かったのが冒頭と終盤に出てくる3人が畑のような場所でカカシみたいに磔にされて燃やされてしまうというもの。
©2015 Sinister2/フッテージ デス・スパイラルより引用
これもリアリティがないと言われれば身も蓋もないのですが、8mmフィルムの少し荒い映像と相まって今作の中では突出して不気味でした。
ていうかこの畑何となくだけどブグールのシルエットと似ている気がする…気のせいでしょうか?
そして僕が前作で気に入った子どもたちがする静かにしろという意味合いでする(シー…)というジェスチャー、これを本作でも観れたのは嬉しかったです。
©2015 Sinister2/フッテージ デス・スパイラルより引用
この画像だけ見ればホラー映画だなんてこれっぽちも思わないですね。
あまり華の無い副保安官の活躍
前作では僕が黒幕扱いしてしまった副保安官さん、本作では主人公に昇進するのですがイーサン・ホークに比べるとどうもパッとしません。
©2015 Sinister2/フッテージ デス・スパイラルより引用
何というか、主人公感があまりない。そのせいなのか最後まで名前が明かされることなく終わってしまうので、これには少しばかり同情しました。
必要性の感じないロマンス要素
そんな副保安官さんが事件を食い止めるため燃やしに行った家に住んでいたのが訳あり人妻のコートニー、そしてディランとザックの双子の兄弟。
彼女達はDV夫のクリントから逃れるため問題の家に引っ越してきたのですが、有力者である夫はあらゆるコネを使って居場所を突き止め連れ戻しにやってきます。そこに偶然居合わせた副保安官が機転を利かせてコートニーたちを助けます。
©2015 Sinister2/フッテージ デス・スパイラルより引用
感謝したコートニーでしたが再びやってくるであろうクリントを恐れ夕飯だけでも一緒にいてと副保安官に頼み込みます。断り切れず家族とともに食事をとりそのまま流れで宿泊もすることに。
子どもたちが寝静まった晩、2人はお酒を飲みながら語り合うのですが何やらいい雰囲気。そして熱いキス。
え、この展開いる???
出会って1日2日でこうなるのは流石アメリカ…でもホラー映画にはあまり必要性のないシーンだなぁと思いました。
DV夫にもボコられちゃう
結局コートニーたちはクリントに連れ戻されてしまうのですが、惨殺事件が起きた家から引っ越すと引っ越した先の家で殺されてしまうという一連の事件のパターンを知っている副保安官さんは慌ててコートニーに電話を掛けます。
しかし電話に応答はなく、代わりに届いたのはクリントからの「二度と電話してくるな」というメッセージ。
それでも事件を食い止めるために急いでコートニーたちの下に駆け付ける副保安官さん、しかしドアをノックすると中から出てきたのは銃を持ったクリント。
コートニーのことをたぶらかしていると勘違いした彼は副保安官さんをボコボコにぶん殴ります、そして車を使った壁ドンまで披露してくれます。
©2015 Sinister2/フッテージ デス・スパイラルより引用
こういった人たちは一見すると外面はいいのですが豹変した時が恐ろしいです、下手したら子どもの幽霊やブグールより怖いといっても過言ではないかもしれません。
最終的にクリントは殺されてしまうのですが、自分の身を挺してコートニーたちを救おうとする副保安官さんの雄姿には感心しちゃいます。
映画【フッテージ デス・スパイラル】の感想を簡潔に

1作目に比べるとやや物足りないという印象、ブグールをまだ退治した訳ではないため続編に期待!
映画【フッテージ デス・スパイラル】を無料で視聴するには?
前作の『フッテージ』はAmazonプライムビデオで配信しておりましたが、今作は配信しておりません。
代わりに無料で『フッテージ デス・スパイラル』を視聴できるのがU-NEXT。
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本ページの情報は2019年5月25日時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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