【ガチ☆ボーイ】あらすじと感想。メモと写真で記憶をアップデート

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ドラマ

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

  • 公開
    • 2008年
  • 時間
    • 120分
  •  監督
    • 小泉徳宏
  • 主要キャスト
    • 佐藤隆太/向井理/紗栄子(公開時はサエコ)/泉谷しげる/仲里依紗/宮川大輔/西田征史/中谷竜/久保麻衣子/小椋毅/川岡大次郎/瀬川亮/フジタ”Jr”ハヤト

※以下ではネタバレを含みますので、まだご覧になっていない方はご注意ください!

予告動画

 

元々この映画は2004年に劇団モダンスイマーズによって公演された『五十嵐伝~五十嵐ハ燃エテイルカ~』という蓬莱竜太さんの舞台劇が原作。

そして脚本を務め作品にも出演もしている西田征史さんが本作を小説にもしております。

 


ガチ☆ボーイ (角川文庫)

 

学生プロレス×記憶障害という変わった組み合わせの邦画、【ガチ☆ボーイ】です。

 

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映画【ガチ☆ボーイ】の簡単なあらすじ

北海道学院大学に通う五十嵐良一は在学中に司法試験に合格するほどの秀才であったが、ある日プロレス研究会の扉を叩く。

その名は学生プロレス団体HWA、24代目チャンピオンであり人気レスラーであった佐田が研究会を辞めたことにより衰退の一途をたどっていたが久しぶりの入部希望者ということで盛り上がりを見せる部員たち。

一方の五十嵐も歓迎ムードに恥じらいを見せながらもそれを受け入れるが、ことあるごとにポラロイドカメラで写真をとったり何かあるたびにメモを書いたりしていた。少し奇妙ともいえる五十嵐の行動、しかしこれには彼の持つある病気が関係していた…

 

記憶障害というシリアスなテーマ

主人公の五十嵐良一は自転車で単独事故を起こし、その際に頭を打ったことで高次脳機能障害という記憶障害を患ってしまいます。

この病気には様々な症状があるらしいのですが、本作における高次脳機能障害は

事故以前の記憶はあるものの、

眠ってしまうと前日の記憶が全てリセットされてしまう

というもの。

つまり事故以降の記憶は定着されず、全てその日の内にリセットされてしまうのです。

 

そのため記憶が消えても前日にあったことを思い出せるように五十嵐は常にメモを持ち歩いて書きこんだり、ポラロイドカメラで写真を撮って翌日の自分に残すことで毎朝記憶をアップデートしてなんとか日常生活を送っています。

ガチ☆ボーイ ポラロイドカメラ

©2008 ガチ☆ボーイより引用

この背景が実に切ない。

 

五十嵐のデビュー戦が行われた商店街でのイベントでマネージャーの朝岡麻子とデビルドクロこと大久保俊也の2人だけが最初に彼の病気のことを知るのですが、これ以上広がれば活動に支障をきたし他の部員にも迷惑をかけてしまうため五十嵐は口外しないでほしいと懇願します。

それは例え段取りや演技などを上手く覚えることができなくても、プロレスは彼がようやく見付けた生きる活力だからです。

 

体に残るキズやあざが生きている証

五十嵐は父親の恒雄に心配をかけたくないがためにプロレスをしていることを秘密にしていたのですが、着替えをしている最中に体にできたあざやキズを見られることでその秘密がバレてしまいます。

 

危険なプロレスで病気が悪化しかねないため恒雄は辞めるように言いますが、五十嵐は引き下がりません。それはプロレスをしている時間こそが生を実感できるから。

それは1日で記憶が無くなり日記を読むことででしか記憶を構築できない機械のような自分は違い、キズや筋肉痛は1日経っても消えることなく残っている。彼にとってはプロレスこそが生きている証なのです。

 

部員たちがそれぞれの得意技を伝授する

恒雄には結局「勝手にしろ」と見放され他の部員にも病気のことが知られてしまうのですが、五十嵐の懸命な姿に心を動かされた部員は一丸となって彼をサポート。

間近に迫った学園祭で行う試合に向けてそれぞれが五十嵐に自らの得意技を必死に教えるのですが、それがすごい青春していてグッときます。

 

そしてそれを後押しするのが挿入歌であるウルフルズの『暴れだす』という歌。

あぁ神様オレは 何様ですか

どうしていつもまちがえるのか

悩みはたえず オトナになれず

眠れぬ夜を 今夜もまた

笑ってごまかす 声もむなしく

飛び出すことも できないままに

©2006 ウルフルズ/作詞作曲:トータス松本/暴れだすより引用

この曲の歌詞が映画とマッチしていてこの辺りから終盤にかけて、一気に引き込まれていきます。

 


暴れだす / 大丈夫

 

実際のレスラーを起用するまさしく”ガチ”なプロレス

そして学園祭での試合で五十嵐は部長である奥寺とタッグを組むのですが、その対戦相手の内の1人が本当のプロレスラーなのです。

このリアルレスラーとの最後の試合が一番盛り上がるシーンなのですが、まずは五十嵐たちが演じる覆面レスラーを紹介。

 

マリリン仮面&レッドタイフーン

五十嵐が緑色のカエルをモチーフにしたマリリン仮面、奥寺が赤色の牛をモチーフにしたようなレッドタイフーンなのですが…

ガチ☆ボーイ

 

©2008 ガチ☆ボーイより引用

どちらもすごい弱そう

 

マリリン仮面の五十嵐はそれまでプロレスとは無縁だったから仕方ないとはいえ、マスクを被ると何だかココリコの田中さんに見えて余計弱そうだし奥寺も全然強そうに見えません。

 

シーラカンズ

一方の対戦相手であるシーラカンズの方はというと…

ガチ☆ボーイ シーラカンズ

 

©2008 ガチ☆ボーイより引用

引き締まった体はまさしくガチ

 

左側のシーラカンズ2号である安藤銀次郎役を演じているのがリアルレスラーのフジタ”Jr”ハヤトさん、山本“KID”徳郁さんの弟子でみちのくプロレスに所属する正真正銘のレスラーです。

俳優ではないのでメインとなって登場するシーンはそれほど多くないですが、実際に向井理さんにコブラツイストをかましたりとレスラーの実力をいかんなく発揮しております。

 

そんなフジタ”Jr”ハヤトさん、実は2018年にがんを患い闘病中であることを公表しました。

1日でも早く良くなってまたリングに戻ってくることを願うばかりです。

 

ラストはロッキーやあしたのジョー並みの熱い展開

そうしたリアルレスラーとの真剣勝負をするラストは、まさしく手に汗握る展開の連続です。

序盤は一方的にシーラカンズに攻められ為す術の無い五十嵐、エンターテイメント性を重視して安全第一で行ってきた研究会に対してシーラカンズはガチの試合を潜り抜けてきたため実力差は一目瞭然

奥寺は五十嵐が危ないと感じたらすぐさまギブアップしようと考えてたのですが、諦めず必死に食らいつく彼の姿に心を動かされガチで応戦し気付けば会場も五十嵐たちを応援する声一色になっていました。

 

一番感動したのが五十嵐が反撃するシーン、満身創痍でふらふらになりながらも一瞬のスキを突いてシーラカンズ1号の金村琢己に技を連続でかけます。

この技の数々が実は前述した他の部員たちそれぞれの得意技、記憶を無くしても必死で練習した努力は裏切らずに体に染みついていたのです。

このシーンで僕は思わずウルッとしてしまいました。

ガチ☆ボーイ

©2008 ガチ☆ボーイより引用

『ロッキー』や『あしたのジョー』は観たことはないのですが、それに匹敵するのではないかと勝手に思ってます。それくらい熱くて感情が揺さぶられます。

 

映画【ガチ☆ボーイ】の感想を簡潔に

Kou
Kou

豪華出演陣による隠れた名作、プロレスを知らない人でも充分に楽しむことができます!

 

本作に出演している向井理さんと芸人の宮川大輔さん、実は6月21日に公開する岡田准一さん主演の映画【ザ・ファブル】でも共演を果たしております。

そちらではどのような絡みがあるのか今から楽しみです。

 

 

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現在 ガチ☆ボーイはいくつかの動画配信サービスで視聴することができますが、オススメなのはAmazonプライムビデオ。実際に僕もプライムビデオで視聴しました。

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本ページの情報は2019年6月9日時点のものです。配信が停止されている場合もあるので、最新の配信状況はAmazonプライムビデオサイトにてご確認ください。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 


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