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- 日本公開
- 2005年
- 原題
- 『Constantine』
- 時間
- 121分
- 監督
- フランシス・ローレンス
- 主要キャスト
- キアヌ・リーヴス/レイチェル・ワイズ/シャイア・ラブーフ/ティルダ・スウィントン/ピーター・ストーメア/ギャヴィン・ロスデイル/ジャイモン・ハンスゥ/マックス・ベイカー/プルイット・テイラー・ヴィンス
※以下ではネタバレを含みますので、まだご覧になっていない方はご注意ください!
予告動画
今から10年以上も前の作品、僕は中学生の頃の読書タイムみたいな時にこの映画の小説版を読んでいた記憶があります。
ですが活字ばかりで中学生の僕にはすんなりと内容は入ってきませんでした、それでも表紙の格好良いキアヌだけは印象に残っています。
地獄行きが決定している男が天国行きへの切符を手に入れようと悪魔を滅ぼすエクソシストになる映画『コンスタンティン』です。
映画【コンスタンティン】の簡単なあらすじ
ジョン・コンスタンティンは子どもの頃から人間と姿形は似ているがこの世の者ではない存在、天国と地獄からの使者であるハーフ・ブリードが見える不思議な能力を持っていた。
この力に苦悩した彼は何とか逃れようと一度自殺を図るが、本当に死ねたのはたったの2分間だけでそのわずかな間に地獄の世界を体験する。
なぜならキリスト教において自殺は大罪であり、自殺者は天国行きへの道を閉ざされ死後の行先は地獄しか残っていないからである。
幸いにも一命を取り留め息を吹き返したコンスタンティンは、自分が地獄にしか行けないことを知ったために生きている間に何とかして天国行きの切符を手に入れようと徳を積むことを決意する。
それが彼が生業にしている悪魔祓いである、自身の能力を使い規則を破ったハーフ・ブリードを見付けては地獄に送り返していた。
そんなある日 知人のヘネシー神父の依頼を受けて少女に取り憑いた悪魔を退治しにきたコンスタンティンは、本来であれば人間を操ることはできても人間界に侵入することができない悪魔がこちらの世界に立ち入ろうとしたことに違和感を覚える…
登場するものが総じて格好良い
本作には『十字架』『ドクロ』『天使』『悪魔』『聖書』など、厨二病が好きそうな要素がふんだんに詰め込まれています。
聖なるショットガン
まずコンスタンティンがメインで使う武器が十字架×ショットガン+金ピカという奇跡の組み合わせがただただ格好良い。
©2005 Constantine/コンスタンティンより引用
これだけでも格好良いのにこの武器には”ドラゴンの息”と呼ばれる火炎放射器も組み込まれていて、格好良さを増幅させていました。
聖なるメリケンサック
コンスタンティンが使う武器には近接武器もあるのですが、それが”聖なるメリケンサック”。
「なんだよ聖なるメリケンサックって!!」と少し笑っちゃいましたが、それを差し引いても格好良い。
悪魔のハーフ・ブリードであるバルサザールをこのメリケンサックでボッコボコにぶん殴ります。
からのバルサザールに跨り赦しの祈りを捧げるシーンもまた格好良い、悪魔にとっての祈りは人間にとっての呪いのように凶悪じみた呪文のようなものです。
©2005 Constantine/コンスタンティンより引用
なので耐え切れなくなったバルサザールはあっさりとコンスタンティンに重大な秘密を暴露してしまいます、これがあまりにもあっさりしていてちょっと可愛かった。
必殺技
そして極めつけはコンスタンティンが見えざるものの姿を露わにするために行う技の時にするこのポーズ。
©2005 Constantine/コンスタンティンより引用
こんなん絶対真似するやん???
両腕を合わせることで魔法陣のようなものが完成して発動できる必殺技と言わんばかりのこの構えは僕の中で本作のベストオブポーズに選出されました、それにしても格好良過ぎる…
コンスタンティンの仕草
©2005 Constantine/コンスタンティンより引用
また忘れてはならないのがコンスタンティンは1日に30本ものタバコを吸うほどのヘビースモーカーだということ、この姿が恐ろしほどキマッています。
彼が使うZIPPOのレプリカも発売されているようで、タバコを吸わない僕でも少し欲しくなってしまいました。
人ならざる者も負けていない
ガブリエル
コンスタンティンと対峙する存在として天使側のハーフ・ブリードであるガブリエルがいるのですが、ティルダ・スウィントンがものの見事に中性的で謎めいたガブリエルを演じ切っています。
©2005 Constantine/コンスタンティンより引用
個人的には劇中で彼女がコンスタンティンと初めて会った際に背を向けたまま翼を広げるシーンに厨二心がくすぐられてしまいました…
©2005 Constantine/コンスタンティンより引用
ルシファー
天使組と敵対する悪魔組の親玉として忘れてはならないのがそう、ルシファー(サタン)。
彼はコンスタンティンがアンジェラを救うために自ら手首を切り自殺したことで、人間界に降り立ちます。
ルシファーと聞いて僕が想像するのは新・女神転生デビルチルドレンに出てくるような角と翼が生えて赤黒い肌をした禍々しさ全開の悪魔なのですが、コンスタンティンに出てくるルシファーは全くの正反対。
©2005 Constantine/コンスタンティンより引用
スマイル100%おじさん
可愛いですね~、まさかこんな可愛らしいおじさんがルシファーだとは思わなかったのでビックリしました。
しかもチャーミングなくせして念力でガブリエルの翼を一瞬で焼き払うものだから油断も隙もあったものではありません。
禁煙成功の立役者
コンスタンティンはアンジェラを救うために自ら手首を切り自殺したことで呼び寄せたのですが、この自己犠牲によりコンスタンティンは天国行きが決定するという逆転満塁ホームランを放ちます。
©2005 Constantine/コンスタンティンより引用
神の力で天界へ昇っていくコンスタンティンはざまぁみろと言わんばかりに中指を立てますが、わざわざ人間界にやってきたルシファーも黙って手放すはずがありません。
なんとコンスタンティンを羽交い絞めにして体の中に手を突っ込み肺ガンを取り除いて生かそうとするのです。
©2005 Constantine/コンスタンティンより引用
(肺ガンよりも先に手首を切ったことによる出血多量で死ぬんじゃないの?)と思ったりもしましたが、可愛いルシファーおじさんの前ではそんな小さなことはあまり気になりませんでした。
というよりむしろコンスタンティンがラストにタバコではなくガムを食しているシーンで終わるためのいい伏線でした…
アクション要素は少なめ
本作で少し物足りなかったのは、やはりアクションシーンがそれほど多くないということ。
キャラクターのヴィジュアルや世界観は申し分ないのですが、悪くいえばただそれだけ。
コンスタンティンのまともな戦闘シーンはバルサザール戦ぐらいで、ルシファーVSガブリエルもルシファーの圧勝で終わってしまい見せ場もそれほどありませんでした。
ヴィジュアルはいいもののアクションシーンが少ないのは、少しラスト・ウィッチ・ハンターと似ていますね。
映画【コンスタンティン】の感想を簡潔に

厨二病の心を鷲掴みにする世界観が素晴らしいがアクションは少なめ、続編の製作が決定したので次作ではもっとアクションを盛り込んでくれることに期待です!
映画【コンスタンティン】を無料で視聴するには?
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本ページの情報は2019年6月20日時点のものです。配信が停止されている場合もあるので、最新の配信状況はAmazonプライムビデオサイトにてご確認ください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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