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- 公開
- 2013年
- 日本…劇場未公開
- 原題
- 『Hansel and Gretel: Witch Hunters』
- 時間
- 87分
- 監督
- トミー・ウィルコラ
- 主要キャスト
- ジェレミー・レナー/ジェマ・アータートン/ファムケ・ヤンセン/ピヒラ・ヴィータラ/トーマス・マン/ピーター・ストーメア/デレク・ミアーズ
※以下ではネタバレを含みますので、まだご覧になっていない方はご注意ください!
予告動画
魔女を狩るウィッチハンターを題材にした映画は以前『ラスト・ウィッチ・ハンター』で観たので今回が2作目となります、1時間半程度と観やすい長さでその中でもコンパクトに内容をまとめた良作でした。
童話の15年後、成長した兄妹のその後を描いたifストーリーのファンタジー映画、【ヘンゼル&グレーテル】です。
映画【ヘンゼル&グレーテル】の簡単なあらすじ
父親に置き去りにされた山中で見付けたお菓子の家で老婆の魔女に捕まってしまったヘンゼルとグレーテルの兄妹は、命からがらに魔女を倒して危機を脱する。
それから15年の歳月が過ぎ、成長した2人は魔女を狩る専門の賞金稼ぎとなり生計を立てていた。
彼らに舞い込んだ次なる任務は行方不明の子どもを探すというもの、連続失踪事件の犯人を魔女の仕業と踏んだ市長が兄妹が雇ったのだ。
調査の結果失踪した子どもは魔女にとって神聖な夜とされる『血の満月』の儀式に使用されることを突き止めたヘンゼルたち、彼らはエサで魔女の1人をおびき寄せ交戦の後に捕らえると尋問にかけ儀式には12人の子どもたちが必要だという情報を得る。
既に11人が失踪していることから残りの標的は1人に絞られたと知ったが時すでに遅し、黒の大魔女ミュリエルが仲間を連れ最後の1人を攫うため町に襲撃をかけてきたのであった…
意外と豪華な出演陣
日本では劇場未公開となった本作ですが、出演している人たちは日本でも知られている人が結構登場します。
まず主人公である兄妹には『アベンジャーズ』でホークアイを演じたジェレミー・レナーと『007 慰めの報酬』でボンドガールを演じたジェマ・アータートン。
©2013 Hansel and Gretel: Witch Hunters/ヘンゼル&グレーテルより引用
これだけで強い兄妹だと安易に想像できちゃいます。
兄妹に敵対心を持っている町の保安官で役には『コンスタンティン』でルシファーを演じたピーター・ストーメア。
©2013 Hansel and Gretel: Witch Hunters/ヘンゼル&グレーテルより引用
最初全然気付かなかったのですがWikipediaで出演してることを知りました、確かにあのルシファーだ…
そして黒の大魔女には『X-メン』でジーン・グレイを務めたファムケ・ヤンセンを抜擢したりと、本作にはそうそうたる顔ぶれが終結しているので面白くないわけがありません。
©2013 Hansel and Gretel: Witch Hunters/ヘンゼル&グレーテルより引用
この4人でパーティを組めば相当な強さが見込めますが、残念ながら本作ではそれぞれが対立しております。
しかしこの対立構造によって見ごたえのあるアクションが繰り広げられるのです。
厨二病心くすぐる数々の代物
先程ピーター・ストーメアのところで紹介した『コンスタンティン』には厨二病心くすぐる武器などが出てきましたが、本作もそれに引けを取らないくらい格好良い武器などが数多く登場します。
©2013 Hansel and Gretel: Witch Hunters/ヘンゼル&グレーテルより引用
上の画像を見るだけで少しテンションが上がりますが、ヘンゼルとグレーテルは魔女に対抗するため武器を携帯しています。
メインで使う武器はヘンゼルがショットガンでグレーテルがボウガンですが、敵や用途に応じて武器を使い分けます。
©2013 Hansel and Gretel: Witch Hunters/ヘンゼル&グレーテルより引用
©2013 Hansel and Gretel: Witch Hunters/ヘンゼル&グレーテルより引用
しかし相手は強大な魔力を持つ魔女、一筋縄ではいきません。
そこで出番となったのが白い魔法使いのミーナ、彼女は子供を誘拐した犯人として捕まっていたのですが火あぶりにされる寸前に兄妹たちによってその命を助けられることで仲間となります。
そんな彼女が所持していた『アブラメリンの書』というゲームのキーアイテムのようなものを元に魔女が使う防御魔法を無効化する薬を生成し、武器に振り撒いて最終決戦に挑みます。
ファンタジーでありながら繰り広げられる激しい肉弾戦
といっても強化された武器をぶっぱなして「兄妹最強ッッ!!!」という訳ではなく結構ボコボコにされて苦戦を強いられる場面も結構出てきます。
異常なまでのタフさと魔法が効かない特殊な体質(この理由は終盤に明らかになります)によって魔女に応戦しますが、対する魔女も相手に魔法が効かないため結果的にゴリゴリの肉弾戦が繰り広げられる展開に。
©2013 Hansel and Gretel: Witch Hunters/ヘンゼル&グレーテルより引用
一般的に魔法を使うキャラクターは格闘が苦手な傾向にありますが、本作に登場する魔女はむしろ逆。素手の方が強いんじゃないかっていうくらい兄妹を吹っ飛ばします。
魔女が登場するファンタジー映画なのにあまり魔法を使わない…体感的に7:3くらいで肉弾戦のほうが多いのですが、これはこれで新鮮で面白かったです。
バリエーションに富んだ魔女たち
『血の満月』に行われる儀式に参加するためにミュリエルの元に集う多くの魔女、この魔女たちのヴィジュアルが多様で観ていて飽きませんでした。
体が結合した魔女が登場したりどこかの部族のような魔女が登場したり、とにかく魔女と聞いて連想するであろう姿をこれでもかというくらいに具現化してくれています。
©2013 Hansel and Gretel: Witch Hunters/ヘンゼル&グレーテルより引用
©2013 Hansel and Gretel: Witch Hunters/ヘンゼル&グレーテルより引用
©2013 Hansel and Gretel: Witch Hunters/ヘンゼル&グレーテルより引用
各魔女たちの登場シーンはそれほど多くなく大半は兄妹たちによって倒されてしまうのですが、お気に入りの魔女がきっと見付かるはずです。
ちなみに僕は2枚目の一番手前に映っている魔女がお気に入り、顔のほとんどが隠れていますが可愛いに違いありません。
妙にリアリティのあるヘンゼルの弱点
本作中で少し笑ったのがヘンゼルが持つとある弱点、それは彼が糖尿病であるというもの。
幼少期にお菓子の家で魔女から大量のお菓子を食べさせられたことにより糖尿病を発症してしまったヘンゼルは、数時間おきに注射を打たないと文字通り死んでしまう体になってしまったのです。
©2013 Hansel and Gretel: Witch Hunters/ヘンゼル&グレーテルより引用
ファンタジーなのにこういうところはしっかりしてるんだなとクスッとなりました、しかも魔女との交戦中にお注射タイムになってしまいピンチを迎えるなどわりと細かい設定となっております。
映画【ヘンゼル&グレーテル】の感想を簡潔に

サクッと観れる割りにストーリーよし、アクションよしの良作。
スプラッター要素もちょくちょく入っているのでそういうのが苦手な方は少し注意が必要です!
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本ページの情報は2019年7月25日時点のものです。配信が停止されている場合もあるので、最新の配信状況はAmazonプライムビデオサイトにてご確認ください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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