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- 日本公開
- 2012年
- 原題
- 『Tucker and Dale vs Evil』
- 時間
- 88分
- 監督
- イーライ・クレイグ
- 主要キャスト
- タイラー・ラビン/アラン・テュディック/カトリーナ・ボウデン/ジェシー・モス/フィリップ・グレンジャー/ブランドン・マクラレン/クリスティ・ラング/シャーラン・シモンズ
- ※以下ではネタバレを含みますので、まだご覧になっていない方はご注意ください!
予告動画
本作はスプラッターコメディという少し変わったジャンル、過去にゾンビ×お笑いというテーマを扱った『ゾンビーワールドへようこそ』という映画を観ましたが、それに近い感じかもしれません。
また本作は森の中が舞台なのですが、同じく森を舞台にした映画『アサシン・ハンター 前編』や『トランス・ワールド』よりも面白かったです。
副題の「史上最悪にツイてないヤツら」が示すようにここまで不運が重なるか⁉と思わずツッコミを入れたくなるほど可愛そうな2人組が主人公のスプラッターコメディ映画『タッカーとデイル』です。



映画【タッカーとデイル】の簡単なあらすじ
幼馴染であるタッカーとデイルは長年貯金して夢だった湖の近くにある別荘を購入した。
ボロボロな別荘を修理して休暇をそこで過ごそうとしていた2人は、別荘に向かう道中で同じく湖の近くでキャンプをしようと計画していた大学生のグループと遭遇する。
その内の1人の女性に目を奪われたデイルはタッカーのアドバイスを受け話し掛けようとするも、その強面な見た目から不信感を抱かれて逃げられてしまう。
落胆するデイルだったが本来の目的を思い出し別荘へと向かう2人、時を同じくして森に着きキャンプを始めた学生グループは火を囲みながらリーダー格であるチャドがある1つの怖い話を始める。
それは20年前のある日今まさにキャンプをしているこの場所で大量虐殺事件が起きたというもの、一同はリアリティあるその話に凍り付いてしまう。
そしてその日の夜、学生たちは羽目を外して湖で泳ぎ始めるがグループの1人であるアリソンが岩場から足を滑らせて水中に落ちてしまう。
ボートで釣りをしていて偶然その場に居合わせていたタッカーとデイルは救出するため落ちた場所に近付いて彼女を引き上げる。
しかし運の悪いことにその様子を目撃していた他の学生が彼らを昼間話していた大量虐殺事件の犯人で2人がアリソンを連れ去ったと勘違いしてしまい、ここから事態は思いもよらない方向へと進んでいく…
まるでアンジャッシュのコントを見ているかのような感覚
この映画を観て少なからずこう思った人はいるのではないのでしょうか?
アンジャッシュのコントの鉄板ネタでお互いが勘違いしたまま話が進んでいくというものがありますが、本作もタッカー&デイルコンビと学生グループの間で勘違いが発生しそのまま物語が進んでいきます。
キャンプに行く道中に出会った不気味な男2人とリーダー格であるチャドから聞いた大量虐殺事件の話、そしてアリソンが連れ去られたことでタッカーとデイルを猟奇殺人の犯人だと決めつけた学生たちはアリソン救出のために2人に戦いを挑むことに。
©2012 Tucker and Dale vs Evil/タッカーとデイルより引用
対するタッカーとデイルは自分たちの知らないところで犯罪者扱いされて標的になるもののほとんど致命傷を負うことなく、逆に自分たちの前で子どもたちが死んでいく(ほとんどが不慮の事故)ので彼らが集団自殺を図るために森にやってきたのだと勘違いするのです。
©2012 Tucker and Dale vs Evil/タッカーとデイルより引用
こうして互いが互いの思惑を誤解したまま物語が進んでいくので自体が更にややこしくなっていきそれがバカバカしくて何度も笑ってしまいました。
バリエーションに富んだ学生たちの死に方
結論から言うと学生たちはアリソンを除いてみんな死んでしまうのですが、その死に方が実に多彩。
タッカーがチェーンソーを持ちながら走ってくるのを見て自分たちに襲い掛かってきたと勘違いした男子は一目散に逃げだすも、タッカーに気を取られて目の前に迫る木の枝に気付かず気付いた時には串刺しになったり…
©2012 Tucker and Dale vs Evil/タッカーとデイルより引用
また別な男子はアリソンを救出するために向かった2人の別荘で木を処理していたタッカーを襲い飛び掛かるも、見事なタイミングで避けられてしまい頭から粉砕機の中にダイブしてしまうなど、少しスプラッター描写が強いにもかかわらずなぜか笑えるような死に方をしていきます。
©2012 Tucker and Dale vs Evil/タッカーとデイルより引用
また学生の1人が警察に助けを呼びに行き駆け付けた保安官までもが不慮の事故によって亡くなってしまいます。
©2012 Tucker and Dale vs Evil/タッカーとデイルより引用
後ろで呆然と見つめる2人が可愛らしいですが、自分たちの目の前で次々と人が死んでいくという状況はまさしく『史上最悪にツイてないヤツら』といえるでしょう。
アリソンが少し軽薄に見えてしまう
本作のヒロインであるアリソン、物語は彼女を巡って一波乱も二波乱も起きるのですがなんだか少し軽薄っぽく感じてしまいました。
©2012 Tucker and Dale vs Evil/タッカーとデイルより引用
もちろん彼女自身はいい子でお互いの誤解を解こうとがんばっていましたが最後はタッカーとデイル側についてデイルと結ばれて終わるというよくあるパターン。
途中まで一緒に行動を共にしていた友人たちが次々死んでいるのに悲しんでいる描写があまり見られませんでした、まぁ最後はチャドに襲われるところをデイルに助けられたので当たり前といえば当たり前かもしれません。
そもそもそれほど仲が良くなかったのかな…と考えたりもしてこれまた面白かったです。
映画【タッカーとデイル】の感想を簡潔に

コメディ要素とグロ要素が見事に融合した作品、グロいシーンは普通にグロいので苦手な方は注意が必要です。
耐性のある方は充分楽しめると思います。
映画【タッカーとデイル】を無料で視聴するには?
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本ページの情報は2019年11月13日時点のものです。配信が停止されている場合もあるので、最新の配信状況はAmazonプライムビデオサイトにてご確認ください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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