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- 公開
- 2018年
- 時間
- 111分
- 監督
- 藤村享平
- 主要キャスト
- 棚橋弘至/木村佳乃/寺田心/仲里依紗/オカダカズチカ/大泉洋/田口隆祐/真壁刀義
※以下ではネタバレを含みますので、まだご覧になっていない方はご注意ください!
予告動画
今回は久しぶりの邦画、しかもまたプロレスを題材としたものです。
主人公を演じるのは実際のプロレスラーでもある棚橋弘至さん、プロレスをあまり知らない人でも名前くらいは聞いた事のある人は結構いるのではないでしょうか?
そしてこの映画には原作となるマンガが存在します、それが以下の『パパのしごとはわるものです』と『パパはわるものチャンピオン』の2冊。
そして映画公開後にはシリーズ3弾となる『わるものパパのだいだいだーいファン』が発売されております。
子ども向けの絵本を大人でも楽しめるものに昇華させたプロレスのヒールを主人公とその息子にスポットを当てた『パパはわるものチャンピオン』です。
映画【パパはわるものチャンピオン】の簡単なあらすじ
体の小さな9歳の祥太は自分とは対照的に体の大きく優しい父親の孝志に憧れていたが少しだけ疑問に思っている事があった、それは孝志の仕事が何なのか全く知らないという事。
孝志に聞いてもはぐらかされ母親の詩織に聞いてもうやむやにされたままだったがそれでも孝志が好きな祥太は一緒に銭湯に行き孝志のするポーズを真似たりお湯を掛け合ったりするなど父親の仕事を知らない事以外はどこにでもいる親子そのものだった。
しかしどうしても何をしているのか知りたかった祥太はある日孝志の車に忍び込み職場へと付いていく、車から降り立ちバレないように後を付いていき建物の中に入るとそこには孝志と同じように屈強な男たちが数多くいて何やら不穏な雰囲気。
恐ろしい所に来てしまったとたじろいでいると男たちに見付かってしまい、慌てて逃げる祥太だったがその先に待ち受けていたのは眩いスポットライトに照らされたプロレスリングだった。
全く見慣れない光景に呆気にとられていると客席から自分を呼ぶ声が聞こえ、振り返るとそこにいたのは父親と試合観戦に来ていた気になっているクラスメイトのマナちゃんの姿が。
流れで一緒に試合を観戦する事になったが祥太はこの後思いもよらない形で孝志の職業を知る事となる…
物語は王道で分かりやすい
元々が児童向けの絵本という事もあり良く言えば分かりやすく、悪く言えばありきたりなストーリーとなっております。
簡単に説明するとかつてはプロレス界のエースとして人気を博していた孝志は怪我の影響で現在はヒール(悪役)として試合を盛り上げる日々を送っていましたが、気付かぬ内に会場に付いてきていた息子の祥太に今まで秘密にしていた自分の仕事がバレてしまいそこから様々なドラマが生まれていくというもの。
©2018 パパはわるものチャンピオンより引用
©2018 パパはわるものチャンピオンより引用
銭湯で格好良いだろ?と誇らしげに祥太に見せていた孝志のポーズと卑怯な戦い方をするヒールレスラーのゴキブリマスクの決めポーズが同じだった事であのマスクの下が父親であると理解した祥太は、ショックを受けその場を立ち去ってしまいます。
今まで自分の仕事をひた隠しにしてきた事と自分が悪役を演じている事で祥太にどこか後ろめたさを感じていた孝志はどうにかして祥太に格好良い姿を見せてやりたいと考えていたところ、様々な出来事が重なり現在のエースであるドラゴンジョージと一線を交えることになりました。
結果的に孝志はドラゴンジョージに敗れるのですが、戦う父の背中を見てヒールでも格好良いと祥太は感じるようになるのです。
出演陣のイメージのせいであまり感動出来ず…
このようにオーソドックスな家族愛を描いた感動物語のはずなのですが、出演陣に対する個人的なイメージのせいで僕自身はあまり感動することが出来ませんでした。
その人物が息子の祥太を演じた寺田心くんとお母さんの詩織を演じた木村佳乃さん、2人とも素晴らしい俳優・女優で演技も申し分ないのですがどうもバラエティの印象が強いのです。
©2018 パパはわるものチャンピオンより引用
木村佳乃さんは世界の果てまでイッテQ!、寺田心くんはBOOKOFFのCMでのあざといキャラクターやネットでのコラ画像のイメージが強過ぎてそれを払拭するほどの演技を本作では観られなかったというのが一因かもしれません…
対照的に脇役は好印象
そんな2人とは違い個人的には脇役のプロレスオタクな編集者、大場ミチコを演じた仲里依紗さんの演技が素晴らしかったです。
©2018 パパはわるものチャンピオンより引用
心くんと木村佳乃さんはバラエティに出ている時とそれほど差異は感じられなかったのですが彼女は別、最初観た時は全仲里依紗さんだと気付きませんでした。
元々そこまでファンではなかったというのもあるかもしれませんが、それを差し引いても彼女のプロレスオタクの演技は本作で一番熱くて良かったです。
また特別出演で登場したミチコの上司である編集長役を演じた大泉洋も良かったですね~、大泉洋は映画でも大泉洋なのですが何て言うんでしょう、安定感がありました。
©2018 パパはわるものチャンピオンより引用
例えるなら佐藤二朗と似た感じ?彼が出ればとりあえず面白そうだから見てみようって思わせるほどの存在感と言いますか、ともかくチョイ役にも関わらず存在感たっぷりの彼はそれだけ惹き付ける魅力があるのでしょう。
チョイ役くらいで丁度良かったのかもしれません笑
映画【パパはわるものチャンピオン】の感想を簡潔に

他の人は感動したという声が多く結構評判は良かったものの自分はバラエティのイメージを超えられずそこまで感動は出来ず…
しかし試合は実際のレスラーが演じているのでプロレスファンや棚橋弘至が好きな方は一見の価値はあると思います。
映画【パパはわるものチャンピオン】を無料で視聴するには?
現在 パパはわるものチャンピオンはいくつかの動画配信サービスで視聴することができますが、オススメなのはAmazonプライムビデオ。実際に僕もプライムビデオで視聴しました。
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本ページの情報は2020年5月17日時点のものです。配信が停止されている場合もあるので、最新の配信状況はAmazonプライムビデオサイトにてご確認ください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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