【蝉しぐれ】謎のキャスティングとあらすじ&感想

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この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

  • 公開
    • 2005年
  • 時間
    • 131分
  • 監督
    • 黒土三男
  • 主要キャスト
    • 市川染五郎(現10代目松本幸四郎)/木村佳乃/緒形拳/原田美枝子/石田卓也/佐津川愛美/柄本明/加藤武/田村亮/小倉久寛/緒方幹太/大滝秀治/今田耕司/ふかわりょう

※以下ではネタバレを含みますので、まだご覧になっていない方はご注意ください!

予告動画 

 

ウォークマンで一青窈の『かざぐるま』を聴いていた時に「そういえばこの曲何かの映画に使われていたんだっけ?」と思い、辿り着いたのがこの映画です。

元々は藤沢周平氏による長編時代小説を映画化されたものらしく、その前にはドラマ化もされていたようです。


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「20年—人を思いつづけたことはありますか。」

リア充向けのキラキラした恋愛映画はどうも苦手な僕はこのキャッチコピーと純愛+時代物という設定にこれなら観れそうだなと踏んで鑑賞したのですが、少し期待外れでした。

松本幸四郎がまだ市川染五郎だった頃に公開された恋愛時代劇『蝉しぐれ』です。

 

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映画【蝉しぐれ】の簡単なあらすじ

互いに想い合っていた文四郎とふくであったが、想いを打ち明けることなく離れ離れになる。

それから時は流れ成長した2人であったが、既にふくは殿様の妾に選ばれ子供をもうけていた。

一方の文四郎はふくを忘れられず独身のままだったが、ある日家老の里村からふくの子どもをさらってくるように命じられる。

 

なぜこの人たちを起用したのかという疑問

文四郎と同じ道場に通う逸平と与之助、この3人の友情が前半部分では描かれます。

そして時が流れ成長した文四郎を演じるのは、10代目松本幸四郎(公開当時はまだ市川染五郎)。歌舞伎役者なので特に違和感を感じなかったのですが、問題なのは大人になった逸平と与之助の2人。

 

©2005 蝉しぐれより引用

 

あなたたちお笑い芸人じゃないですか!!

 

文四郎が家に帰ると母が出迎え珍しい客が来ていると伝えるのですが、そこに現れるのは逸平。彼がふかわりょうであることはこの時点で僕はまだ気づいていません。

「なんだお前か」と肩を落とす文四郎でしたが、中に入るとそこにいたのは逸平だけではなく与之助の姿が。江戸に行っていて長い間会えていなかった与之助と文四郎が久しぶりに再開するというシーンは彼にとっては懐かしくも嬉しい再会の場面なのですが、僕にとってはただの今田耕司でした。今よりは少し痩せていますがまんま今田耕司。

そして逸平がふかわりょうであることに気付いたのは少し後でした、ちょんまげ姿だったのでタイムラグがありましたね。

それは文四郎が里村にふくの子どもをさらってこいと命じられ夜更けに1人任務を実行しようと家を出た矢先に逸平と与之助が俺たちも付いていくと2人が現れたシーン、上記の画像の時です。ここで逸平がふかわりょうであることに気付いてしまいました。

 

画面に映るのは2人のお笑い芸人、(これからなんのネタ始まるの…?)ってツッコミそうになってしまいました。

文四郎の友人である逸平と与之助がまさかのお笑い芸人と知ってしまった僕は作品の世界に入り込むことができなくなってしまいました…

 

せめて逸平が文四郎の家で「お前ん家、天井低くない?」の一言でもあればもっと早く気付けたのですが、遅かれ早かれ芸人としか見えなくなってしまうので気付く早さはあまり関係ありませんね。

それにしてもなぜ制作陣はこの2人を起用したのか、本当に謎でした…

 

文四郎VS犬飼兵馬

©2005 蝉しぐれより引用

ふくがいる屋敷で敵に襲われる文四郎たちは何とか敵を撃退しますが、最後に現れるのは犬飼兵馬。実は文四郎はこの対決以前に一度手合わせをしているのですが、犬飼が使う妖術のようなもので負けています。

師範に「心の眼で見なければ惑わされてしまう」というアドバイスを思い出し目を閉じる文四郎、以前と同じように妖術を使う犬飼。文四郎は居合の構えから背面で刀を逆の手に持ち替え逆手で目をつむったまま一撃をくらわす…このシーンは作品の中で一番格好良かったですね。お笑い芸人の存在を忘れるくらいに。

そして血しぶきがブシャーっと上がります、侍道2をプレイしたことがある人なら分かるかもしれませんがあんな感じです。


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ただ1つ腑に落ちなかったのが文四郎の強さ。犬飼と戦うまでに10数人近くの相手を倒し更に犬飼をも撃破したのですが、実はそれまで1度も人を切ったことがありませんでした。

なので「何であんな強いの⁉」と思っちゃったわけです、もちろん人を初めて切った後には動揺もしています(ちなみにふかわりょうは2回くらい腰抜かす)。また敵から切られて傷を負ったりするのですが、その傷も敵と同じように切られているのに明らかに受けるダメージが少ない。ここにも少し引っ掛かりを覚えました。

 

文四郎
文四郎

ふくを守りたいという思いの力と主人公補正やで

 

そういうことにしておきましょう。

 

映画【蝉しぐれ】の感想を簡潔に

鑑賞前の想像していた純愛物語はどこへやら、今田耕司とふかわりょうの印象が強過ぎました。しかもこの2人、文四郎の親友ポジションだから結構長い間出演しているし…

 

それでも最後の最後で文四郎とふくが再会するシーンがあり、そこで2人が発した言葉に少し感動しました。

ふく「文四郎さんのお子がわたくしの子で わたくしの子どもが文四郎さんのお子であるような道はなかったのでしょうか」
文四郎「それができなかったこと それがし生涯の悔いと致しております」

 

離れ離れになり違う人生を歩んできてもう結ばれることのできない2人が、最後に一度だけ心を通わせることができたことは唯一の救いだったのかなと思います。

決してハッピーエンドとは言えませんでしたが、20年にも渡り相手を思っていたからこそ言えるこのセリフにグッときました。昔に戻りふくを呼び捨てで呼ぶ文四郎も良かった。

 

Kou
Kou

でもやっぱり蝉しぐれを一言で表せば【今田耕司とふかわりょう】これに尽きます、ただ原作を知っていたらもう少し楽しめたかもしれません。

 

それと一青窈の「かざぐるま」、これ劇中では流れませんでした。どうやらテーマソングではなくイメージソングだったらしいです。でも歌詞が凄いピッタリだから最後に流れればほろっと泣いてしまっていたかもしれません。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 


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